Q:鍼は痛くないですか?
A:治療に用いる鍼は、直径が髪の毛ほど細さで、せいぜい蚊に刺されるほどの痛みです。
初めての方は、「なんだ、この程度ですか」と予期していた痛みに比べるとほとんど無刺激なのに驚かれます。
鍼は、裁縫針や注射針とは異なり、出来るだけ痛みを伴わないような尖端の形状で、しかも私たちには可能な限り無痛で刺入をする事が出来る独特の技術があります。

 Q:お灸って跡が残るのではないですか?
A:皮膚に直接もぐさをのせるお灸は、その大きさにより、跡が消えてしまう場合、残る場合があります。
また、鍼の上にもぐさをのせて行う灸頭鍼や温灸など、跡が残ら ない方法もたくさんあります。

 Q:鍼の消毒はどうなっていますか?
A:当院は「ディスポーサブル(使い捨て)鍼」を使用しております。
ディスポーサブル鍼は、エチレンオキサイドガスなどにより消毒滅菌され、一回使用ごとに廃棄されます。

 Q:皮内鍼ってなんですか?
A:皮内鍼は、取ることを前提とした鍼です。
皮膚の十分な消毒の後3〜5ミリ程度の、体の中には入り込まないようにできている鍼をテープで止めておきます。
いろいろな疾病に有効で、慢性的なしつこい痛み・しびれの緩和に有効です。

 Q:鍼灸は、健康保険は使えますか?
A:下記の6つの疾患について健康保険が利用できます。
1. 神経痛…例えば坐骨神経痛など。
2. リウマチ…急性、慢性で各関節が腫れて痛むもの。
3. 腰痛症 …慢性の腰痛、ギックリ腰など。
4. 五十肩…肩の関節が痛く腕が挙がらないもの。
5. 頚腕症候群…頚から肩、腕にかけてシビレ痛むもの。
6. 頚椎捻挫後遺症…頚の外傷、むちうち症など。
その他これらに類似する疾患など。 これらのものに関しては健康保険の適用対象になります。
保険適用までの手順に関してはお問い合せ下さい。

 Q:交通事故の傷害や後遺症などは保険適用になりますか?
A:適用になります。
一般的には、事故を取り扱う保険会社の担当者の承諾を得てください。
健康保険同様、 医師の同意書を求める会社もありますし、不要な場合もあります。

 Q:鍼灸治療は西洋医学との併用はできますか?
A:できます。
病気によっては西洋医学との併用によってより高い効果を望めるものも あります。
欧米では、むしろそれが標準的な考え方になりつつあります。

 Q:内臓疾患などは、鍼灸は効果はあるのですか?
A:鍼灸治療は、個々の病気だけを見るのではなくその人の持っている体全体の免疫力を高めることによって自然治癒力を高める治療法です。
これらのの向上によって内臓疾患などにも大変効果的なことがたくさんあります。
もちろん、それと合わせて各病気に対する治療なども行います。適応疾患をご参照下さい。

 Q:腰の椎間板ヘルニアと診断されました、まだ手術するほどでもないとのことで安静の上、投薬治療を受けています。 鍼灸は効果ありますか?
A:椎間板ヘルニアの程度にもよりますが、十分効果を期待することができます。
重篤な麻痺症状などや安静時にも強い痛みが有る場合(ヘルニアの手術の適応)を含めて、 少なからず効果を期待することができます。
また、椎間板ヘルニアには自然退縮機序というものもあり、椎間板の突出した部分(ヘルニア)が元に戻るのに、鍼灸治療は効果的です。

 Q:脳血管障害後遺症のリハビリ中ですが鍼灸は効果がありますか?
A:とても効果があります。
脳血管障害後遺症専門で鍼灸を行っている鍼灸師もいます。
麻痺性の疾患などに鍼灸はとても有効です。是非治療をためしてください。

 Q:鍼灸は癌に効きますか?
A:これは治療方法や癌の種類によって一概に「効きます」とも「効きません」ともお答えできません。
しかし、癌による痛みを小さくして、使用するモルヒネの量を少しでも減らす事などができます。
さらに日常の生活の質を向上させる事はできます。
実際、 ターミナルケア(終末期医療)の一環として、入院中の癌患者さんに鍼治療を認めている病院や医師も多く存在します。
癌センターで鍼灸治療を取り入れているところも 多く存在し、国公立病院のHPにも有効性が記載されていたくらいです。
免疫力、自然治癒力を高めることによって悪く働くことはありません。是非、医師、 鍼灸師などにお尋ねください。

 Q不妊治療に鍼は効きますか?
A:鍼灸治療は体全体の免疫力、自然治癒力などを高めていく治療法です。
確実に妊娠するとは言えませんが、良い効果を望むことは十分に可能で、実際に多くの方が鍼灸治療で妊娠されています。

簡単に言いますと不妊治療の場合 まず患者さんご夫婦(特に女性の方)の体調を万全に整えることを目指します。
各治療院によって考え方は若干違いますが、ほんの少 しの体調不良(肩こり、腰痛、冷え性など)がある状態でも、妊娠の可能性は低くなると思われています。
生理周期や状態が、不調であればなおのことです。こういった問題 を解決し、妊娠に向けて万全の体調に持っていくのがセオリーです。

 Q:妊娠中の鍼灸治療は大丈夫ですか?
A:鍼灸治療は体全体の免疫力、自然治癒力などを高めていく治療法です。
言い換えれば、身体の機能を正常にして不調を整えるために、妊娠中の胎児などへの副作用は皆無に等しいと言えます。
ただし、妊娠されていることは、鍼灸師に必ず告げてもらう必要があります。
その上で、身体に合った治療が為されます。 つわりを緩和したり、流産癖のある方が、その防止に鍼灸を利用されて元気な赤ちゃんを出産されたりしています。

 Q:生理痛に鍼灸は効果はありますか?
A:生理痛や生理不順、無月経などにはとても鍼灸は有効です。
毎月の痛みを抑えるこ とは比較的たやすく、根本的に治すこともしばしば可能です。
多くの患者さんがその効果を実感され、また驚かれるくらいです。

 Q:子宮筋腫は治りますか?
A:効果的です。あまり知られていないかも知れませんが、鍼灸治療は特に婦人科の疾患にとても有効です。
治療日数は多少かかりますが、少しづつ筋腫は小さくなっていく場合が多々あります。

 Q:更年期障害は鍼灸が効きますか?
A:更年期障害に伴う自律神経失調症や不定愁訴(めまい、動悸、肩凝り、腰痛など更年期になってから起こった症状)には、鍼灸は効果を発揮します。
副作用なく、一度に これらの症状を収めることが出来る治療法としては、鍼灸がもっとも適している治療法の一つです。

 Q:子供のアトピー性皮膚炎などに効果はありますか?
A:アトピーの鍼灸治療の件ですが、結論から言いますと、良くなっていく事が十分考 えら れます。
子供のアトピーには、食物などのアレルゲンの他にストレスが深く関 わっていると考えます。
例えば、親にしかられて、かゆみが増す、ということも起こ りえます。 「ストレス→かゆみ悪化→かく→皮膚の炎症の悪化→ストレス」 という悪循環が起こるのです。
また、小さな子供に対しては小児鍼と呼ばれるもので皮膚に刺さなくても、特に子供 には効果的な器具を使います。とても気持ちが良く、寝てしまう事もしばしばです。
もちろんアトピー性皮膚炎など、お子さんの疾患には親の愛情も大切な治療法です。 「手当て」と言う言葉通り、ご両親の暖かい手で背中をさすってあげたり、スキンシッ プを増やしたりすることが、子供さんの心の安定につながり、予期せぬ良い効果を生むこともあります。

 Q:夜泣きには効果的ですか?
A:小児鍼は、夜泣きやカンの虫、夜尿症などにも大変効果がありますので、是非おためしください。
私たちでさえ、しばしば驚くほど効果的であることがあります。

 Q:顎関節症は鍼灸で治りますか?
A:とてもよく治ります。
今まで開かなかった口がたった一回の治療で簡単に開くこと もあります。
長く病んでいた場合など治療が長期になることもありますが、関節に関 しては、顎関節にかぎらず、全ての関節の諸症状に鍼灸は有効です。
是非ともお試し下さい。

 Q:ストレスには鍼灸は効きますか?
A:ストレスとは、心身にたいして影響を及ぼしうる全ての因子をストレスと呼びます。正確には、楽しいことも含まれます。が、それも度を超せば良くないように、ストレ スが身体に及ぼす影響は、千差万別です。
そういったストレスを減らす努力も必要で すが、ストレスから来るさまざまな症状の改善に、鍼灸治療は大変有効であるという ことが科学的にも証明されていますし、もっとも得意とするところです。

 Q:鬱(うつ)病に鍼灸は効きますか?
A:十分効果は得られると思います。
しかし、鍼灸院単独での治療もさることながら、 心療内科などの西洋医学との併用治療がより有効と思われます。
西洋医学的治療だけ の時よりも鍼灸を併用した方が、状態が良くなった、と仰る方が大勢おられます。

 Q:美容的な効果はありますか?
A:
効果は十分期待できます。
全身の免疫力を上げる事によって ニキビや吹き出物、しみなどがきれいになっていきます。

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